2009初、健康診断

始めに、またまた発情期を迎えた必死なぎんちゃん。



壁に下げてあるバックに捕まってクックルルー鳴くので、ぎん避け用にサンバイザー手前に吊るしたら、その上に乗って一生懸命鳴いてます。
足場ツルツルするのにおつかれー。


さて本題。
去年の11初旬に、ぎんを医師に診せてからこの4ヶ月間、一度も健康診断してませんでした。
ウチで始めての真冬を越し、卵も4個追加でお産み下さってましたので
そろそろ健康的に不安な事もあったので、2/8本年初の健康診断に出向きました。
年賀状に付いていたクーポンも持参しましたわよww

病院について医師さんと看護婦さんに今年初のご挨拶
そしてフンの採取と体重測定。
初めて計測したときは148gと痩せ気味で医師に注意を受け
それから150後半〜160前半を行ったりきたりしてました。

でもって始めての冬越し&相変わらずの抱卵だったので、また体重減って無いかと危惧していたのですが
今回の結果はなんと


185グラム

・・・・実は今回の検診の際、すでにお腹に卵を持っていて今日明日中に生まれるくらい大きくはなっていたのですね
なので卵の分・・・約10gを差し引いても


170台後半


やべぇorz
ぎん太り過ぎて何かまた注意されるかなとヒヤヒヤした飼い主に

「あ、いい傾向ですよ」
と、医師のお言葉。

寒い冬の中、より体熱を上げなければならない時期に、これだけ肉が付いていれば大丈夫とOKをもらいました。
ホッとしたけれど、家族で丸々太ったんだねぎんorz

フンの検査の結果も上々で、尿酸はないし消化もかなり良い状態だと顕微鏡の写真を見せてもらいながら解説されました。
風切り羽根が生え揃ったぎんの写真も撮りたいと医師さんに撮影してもらいました。
一番気になっていた産卵と抱卵ですが、今の体重が増えている状態で、月に一度の産卵ペースなら余り心配しなくても良いとの事。
飼い主を凄く気に入って、その愛を形にしている行動ですから・・・と言われました。
ただ、抱卵期の排泄は溜め込みすぎると良くないので、人間がこまめに排泄を促して下さいと言われました。


そして…今回は飼い主カメラを持参していけば良かったと後悔する出来事が起きました。


クレオパトラさん、登場。

えー、ここのブログ最近いらっさった方に解説しよう。

行き付けの病院には「クレオパトラ」という名のギンバトさんが保護されており、わしらもそのお姿を拝見したのは去年初めてぎんを病院に連れて行った時のみで、まさか今回また再びパトラさんを放鳥させ頂けるとは思っていなかった訳だ。

8ヶ月ぶりにご尊顔を拝見したクレオパトラさんは、かなり元気。
久ぶりに診察室に放鳥されたためかウキウキして飛んでます。

で、ぎんに対する反応ですが。てかぎんもパトラ嬢を見た反応ですが

始めは、ぎんは私の手に止まって、パトラさんは仕切りの上に止まって

お互い、フリーズ状態。じっとにらみ合い。

同じ種類の生き物だと認識している事は、人間にもなんか分かりました。

そのうち、パトラさんが動き出し、また別の仕切りの上に飛び乗る。
ぎんはビクッとしたので、私がヨシヨシと宥める(発情期なので、宥めるとすぐにご機嫌です)

パトラさんに調子がついて、まずは一番好きな医師さんの頭に乗ってクックルルーと上機嫌鳴き
その声に、また緊張するぎん。

パトラさんは、うちのダンナのアタマにも乗ってご機嫌上々。

ぎん、ダンナに対して「浮気するの・・」と不審な視線www

この間、医師さんと看護婦とサンとわしら夫婦雑談しっぱなし

で雑談の間、パトラ嬢が5分に一回の割合で、ぎんの頭上スレスレを飛んでまた仕切りに止まるという行動を始めました。
医師曰く「マウント行動」を仕掛けているとのこと。

マウントっちゅーのは、医師は雌牛を例に挙げましたが、優位に立ったメスが他の雌の上に乗っかることらしいです。
つまりパトラ嬢は、ぎんの上に立って自分が優位だと見せる行動に出始めた訳です。
でもってぎんば、ただビクビクして私があやすと少し機嫌をもどすくらい。
パトラさんは鳴いたりするけど、ぎんは声も上げない。
まー、当たり前と言えば当たり前の行動です。
だってこの診察室は

パトラさん→ホーム

ぎんちゃん→アウェイ

ですから。
パトラさんは室内の勝手が分かっていて、どこに止まれば安全か理解してますが、ぎんはどこに何が潜んでいるか分からないので、私の手の上以外に止まれる場所が無い。
医師さんは気遣って「また調子づいてー」とパトラさんを諌めてましたが
「これで、ぎんのホームになったらぎんがマウント仕掛けるんでしょうね」と私はあっさり返してました。
むしろ貴重な体験だったと思います、ギンバトの縄張り主張行動を見られたこと、でもって最近は自分が一番になっていたぎんにも、いい社会勉強になったんじゃないかと・・・飼い主は思う訳です。

そんなこんなで、小一時間ほど病院で談話した訳ですが、時間の内訳が

診察→約15分

雑談→約45分
って、かなりノンビリした初診察でしたwww
これもぎんの体調が良好なのが幸いしたわけで、診察代も格安で済みました本当にありがとうございます。

唯一の後悔は・・・重ね重ねデジカメを持っていかなったことです

ちなみにパトラさんのご年齢ですが、はじめ4−5歳くらいかなと思っていたのです。
ところが、迷い鳩だったパトラさんが保護されたのが2002年からとのこと。
その時すでに成人だったので、保護された時のパトラさんが1−2歳だったとしても


現在、推定8−9歳。
うはー、体格も毛艶も良いパトラさんに見習って
ぎんにも、良いシルバーライフを過ごさせたいと改めて誓った飼い主でした。

さて話は変わって、哀しい話題になります。
レース鳩についてなのですが、実は以下の話、4−5年前にも自分の日記に載せました。

今回医師からレース鳩の事が話題に上がったのですが
レースに外れて保護された鳩を飼い主に戻そうとしたら「なんで送るんだ!!」と怒られた人がいるそうです。
それを聞いて私たち夫婦「ああやっぱり」と思い出しました。

実は4−5年前、私は公園で一羽のレース鳩を見かけました。
他のドハトに混じって餌をついばんでいましたが、足環が付いていて多分レース中の鳩。
ネットで調べたら、レース鳩を飼い主に届けるための運送システムがあって、それを使って鳩を届けようかと旦那に相談したら、旦那の知人でレース鳩飼育経験の人がいるというので、一度電話をしてみました。
結果、大半の飼い主はレースから脱落した鳩は「処分」するとのこと。
理由は、レースに付いていけない個体なら今後の記録も期待できないのと
他のドハトから病気をもらっているかも知れないので、他のレース鳩への感染を防ぐためだそうです。
それを聞いて、私は公園のレース鳩の保護を諦めました。


前の日記で話題に出ていた「レース鳩777」というコミックがあって、最終回はレースも終了して諦めていた主人公(飼い主)の元にボロボロになった777(アラシ)が辿り着いて、その足環を取って記録を残し鳩と飼い主が喜び合うってラストだったのですが
現実は、やはり創作とは違うという事実。
そして、これはうろ覚えなのですが、やはり「レース鳩777」の中で、レース鳩が他のドバトと混同されて駆除の対象になってしまうという問題があり、世の中にレース鳩をどう認識させていくか・・・というストーリイがあったと思うのですが
現実を見ると、飼い主にも色々問題があるようです。


お口直しに、再びぎんちゃん画像





足場の悪いサンバイザーの上で、必死に求愛中です。